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2006. 5.22 (Mon)

23:00 Polymorphism

...この機能を表す用語は、ポリモフィズム(polymorphism)であり、あるクラスのオブジェクトが、そのクラス自身としての形態、あるいは拡張している元のクラスとしての形態などの複数形態を持つという意味です。

プログラミング言語Java 第3版 - 第3章 クラスの拡張

オブジェクト指向はわかっているつもりであるが、これをプログラミングを知らない若者にわかりやすく伝えるにはどうすればよかろうか。特に、オブジェクト指向の3要素である、カプセル化・継承・多態性のうちの、最後の要素、多態性(polymorphism)が、最大の難関であり最大のポイント。

…碇シンジという人物だって何人もいるんだ。君の心の中にいるもう一人の碇シンジ、葛城ミサトの心の中にいる碇シンジ、惣流アスカの中のシンジ、綾波レイの中のシンジ、碇ゲンドウの中のシンジ、みんなそれぞれ違う碇シンジだけど、どれも本物の碇シンジさ。

-- Episode:16 Splitting of the Breast

上記は、多態性とは関係ない。たぶん。

ぼくがオブジェクト指向について理解を得たのは、意外なことに Perl だった。

  1. An object is simply a reference that happens to know which class it belongs to.
    [オブジェクトとは、単に自分が属するクラスを知っているリファレンスのことである]
  2. A class is simply a package that happens to provide methods to deal with object references.
    [クラスとは、単にオブジェクトリファレンスを扱うためのメソッドを提供するパッケージのことである]
  3. A method is simply a subroutine that expects an object reference (or a package name, for class methods) as the first argument.
    [メソッドとは、オブジェクトリファレンス (あるいは、静的メソッドには、パッケージ名) を最初の引数として期待するサブルーチンのことである]

perldoc: perlobj - Perl Objects

2006. 5.24 (Wed)

23:50 connection/communication/conversation

メール。

Subject: 忙しい?

お疲れ様です。
昼飯いかが?

現在では、会社の組織上の繋がりがまったくないManagerがいる。以前は、「上司-部下」というのとは異なる特殊な関係性 (…というのが弊社では組織上で定義されている) があったのであるが、事情により組替えがあり、いまとなってはまったく繋がってはいない。(仕事上の関係というのもまったくない)

それが、なぜか、先月、ばったり会った際に声をかけてもらい、「そのうち、昼飯でも食べに行こうよ」といっていただいた。なかなか機会をつくれなかったのだけれども、今日、やっと実現。

仕事の話、(なぜか)計算工学の話、(さらになぜか)オートマトンも話題になったり。その人の話、僕の話。仕事と人と、話すことと、洞察と、コーチング/カウンセリングの話。約1時間が一瞬のうちに。
あ、ごちそうさまでした。とても楽しかったし、美味しかったです。

単純に誰かに気にしてもらっている、というだけで、それだけで、とても嬉しい自分がいる。

命は大切だ。命を大切に。
そんなこと何千何万回言われるより「あなたが大切だ」
誰かがそう言ってくれたら それだけで生きていける。

公共広告機構: あなたが大切だ

2006. 5.29 (Mon)

23:45 [readings] cram a night for .net

.NET および Visual Basic .NET を一夜漬けする。

結局のところ、.NET Framework を飲みこめばよいのだろう、という考えと、いくつかの要素 (現状、目のまえで HOT になっている、DataSet, DataGrid, ADO.NET, ...) を一気に含んでいるということで、前者。
Visual Basic は、Visual Basic 6.0 や、Visual Basic Script や Visual Basic for Applications で知っている部分を追いといて、.NET でどうなったんだ、ということを、オブジェクト指向を含めてやっつけるため、C++ と Java のいとこのような C# と比較することで、一気に飲みこもうとする後者。

前者は、ナナメ読みで読了。後者は明日に。もはやねむいので。
ふむ、まだまだ、純粋技術書でも、いけそうだ。突貫工事型講師完成まであと少し。


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