あんどろいど

Column for Document Analysis

遂に登場。人間の友達として生活環境を豊かにするアンドロイドの誕生です。

弊社では、過去数十年、人間型ロボット・アンドロイドの開発に携わってまいりました。そして本日、その完成形をみなさんに発表することとなりました。汎用アンドロイド・製品番号AD‐2001M・アンドーくんです。

アンドーくんは、最新の陽電子頭脳を搭載し、人間の感情をエミュレートすることが可能となっております。これによって、これまでのロボットでは実現できなかった細やかな気配りが可能になりました。また、合成生体組織を用いることで、しなやかな動きと質感を実現し、さらに、軽量化にも成功しました。全長一五〇センチメートル、重量六五キログラム(オプション未搭載時)と、きわめてコンパクトになっております。

電源は、充電式バッテリを使用しており、連続稼動二〇時間と、日常生活には十分な長さを実現しました。充電には家庭用一〇〇ボルト電源を使用可能です。なお、小型核融合炉ユニット(別売)を搭載することで、半永久的動作も可能となっております。ただし、核融合ユニットを搭載した場合、戦略物資と見なされ、国外への持ち出しはできなくなりますので、ご注意ください。

さて、アンドーくんはオプション(別売)を搭載することによって、様々な才能を発揮することができます。とくに、生活を豊かにするための芸術的才能シリーズを充実させていただきました。

まず、家庭で気軽に生演奏を鑑賞できる音楽オプションです。雅楽やクラシックからヘヴィメタルにいたるまで、古今東西のありとあらゆるジャンルの中からお選びいただくことができます。

また、文学オプションもご用意いたしました。古今東西のありとあらゆる文豪シリーズが揃っております。ただし、種類によっては、自堕落になる、頽廃的になる、自殺願望を持つなどの副作用を持つものもございます。お客様の趣味と安全をよくご検討の上でお選びください。

なお、本文書は、文学オプション・コラムニストシリーズ・ほらふきモジュール搭載のアンドーくんによって生成されているものです。この点もご留意の上、ご検討いただきたいと存じます。


Column for Document Analysis
「ドキュメント解析」講義のためのコラム(テーマ「広告」)
“レイアウト=虚飾は排除!”の旗印のもと、自分としては、コラムとして、 雑文として、真っ向勝負を挑んだ作品。
オリジナルバージョンは…
38. 2000.11.02 広告コラム にあります。
っていうか、600字というのはやはり少ないのであります。 そこから、四苦八苦していくつかのパラグラフが削除されました。
結果は…
惨敗…。 これは闘った相手が悪かったわけではなくて、 あきらかにチカラ不足を感じる負けである。
全体としては丁寧に描写されていたという評価や、 小ネタがちりばめられていたという評価もあったものの、
なんというか、オチに持っていく展開に無理が(自己評価)あり、 オチそのものもイマイチ(ありがち)だったようである。
Copyright © 1999-2001 tetsuya / stonefield's office